11話は…そのシーンが来る前に泣く。
いいシーンが多かったです。
感想が思ったより長くなっちゃった。
当分戦はないんだな!
ってオボロが嬉しそうに言ってるのが、すごくいいシーンなんです!
國と民にとって、戦がないのが一番だろうに!
っていい台詞を言うんです!
ベナクロがびっくりした顔してて、クロウにはからかわれちゃうんだけど、ベナは穏やかな微笑で見つめてて…いいシーンなんです。
別にベナオボという意味ではなく。
オボロの言う事が正しいとベナが思ったから、それを言えるオボロにびっくりしたし、喜んでもいるんですよー!
オボロのいい所はこういう所だし、皇として持つべき民を一番に考える事を、もう持ってるんですよー!
オボロは勉強の意味では賢くはないかもしれないけど(そもそも勉強する機会もなく、必要もなかった)ちゃんと人として賢い子なんだって!
私は人として賢い人を馬鹿とは言いたくないし、勉学に優れていても、人として馬鹿な人を賢いとは思わないです!
ここぞとばかりに主張しちゃうよ!
カミュとのおみやげのやり取り、可愛いな。
ユズハが寝てなくちゃいけない時は、ああやって側に居てくれてるのかなーってアルルゥを見て思った。
でもカミュは、何処行ってたんだろ??
ユズハに巻貝ってカミュ、センスいいなー。
海は見たことないだろうし、もう見ることも出来ないもんね。
ユズハは小さい頃に例の発作で視力を失った、とあったから、オボロと会った頃から暫くは視力あったんですよね。
オボロに会う前に失っていて、話に聞いただけなら、オボロがああいう反応はしないかなーと思って。
実際に立ち会ったって感じに思えたから。
幼い頃に見た景色をどれくらい覚えているか分からないけど、まったく見たことがないわけじゃないから、思い出したり想像出来たりする筈、と思ってます。
話が脱線した。
調印の義の時のウルトの祝詞…というか、どうも、調印に加わる地域の名を羅列してただけみたいなんですけど、面白いかなーと思って頑張って聞き取りやったよ!
クッシャ・アノゥマヤ・オンアビタウンヌ・トゥスクル…ハマンテ・ヤパクク・ホンドロ・タイサイ、ヌシシュ・マウタラン・シウワッカ・トゥスクル・イオマカン・オルヤナ…我等奉りし大神ウィツァルネミテア。ではここに、印を。大神ウィツァルネミテアの元、調印の義を…
こんな台詞でした。たぶん。
騎馬隊用の罠、ゲームでもあったなーって思った。
ああいう罠は上手く使えば意外と役に立つものなんだよね。
ゲームだと何故引かない…!という雰囲気が戦闘マップだし、どうしても分かり難いけど、アニメはかなり分かりやすくやってくれた。
冒頭の明るいやり取り、ハクオロは皇だけれど、変わってないよ、とか。
その後のソポクさんの曇る空を見る不安な表情とか。
パターンではあるけど分かりやすいし、上手に入れてるな、と思いました。
オヤジさんのシーンで、皆がもうこの世にいないよっていうことを見せて、その後のアルルゥのシーンに繋がるから、ここはずっとうるうるぽろぽろしてしまう…。
見る前から思い出して泣く^^;
アルルゥの、起きる~、の無邪気さと不安と
信じたくなくて泣き叫ぶアルルゥと
そんな姿を見ているのがまず辛くて仕方ない~~!
ハクオロさんが皆の前で事実を聞かせるっていうのは、正しいと思う。
辛いけど。この場合は、聞かせた方がいいんだと思う。
暴れるアルルゥを外に連れ出すのはクロウなんだよね。あとベナも一緒に。
この二人はヤマユラの人達との付き合いが一番浅いから、ある意味冷静でいられるのかも。
何とも思わないのか!
オボロが感情むき出しで周囲を気遣えなかったのは、この時くらいじゃないかなーと思います。
いつもならこんな風に言う前に、気付いて口をつぐむから。
でもハクオロさんも冷静に言葉を遮れなかったし、ベナも口を挟まなかったからなぁ。
それでも最後の台詞は、普段なら言ってない。それくらい悔しくて悲しかったんだろうと思ってます。
ここで慰めにくるのがカルラっていうのがいいな。
余計な事は言わないで、ただそこに居る。話を聞く。
あんな恨みをいつ買いましたの?なんて、カルラしか言えないよね。
伝令に叱咤するクロウ、格好良い。ああいう役目はやっぱり彼だし、武人って感じ。
それに、あんな所で無駄死にさせるなんてまっぴらだろうし。クロウにとって、大事な部下の筈だしね。直轄ではなかったとしても。
アルルゥに、おと~さん、ヤダ…って言われちゃった。
ハクオロは皇だから、私怨で兵を動かしちゃいけないんだよね。
この後、そのつけが回って来たって台詞があるけど。
でも、こういう時にも冷静でいられる皇より、怒って悲しめる皇の方がいい。
それに走りすぎては、愚皇になってしまうけどね。
クッチャ・ケッチャの皇はそうだと思う。私怨で兵を動かしたんだよ。
あぁ、そうか。ハクオロは留まったけど、それが出来なかったあの皇は、結局ああして兵(民)を巻き込んで、國を滅ぼした。
対比させてあるんだね。なるほど、上手いな。
トウカの、義により、って、義を受ける何かがあったのか、単に自分の正義に照らし合わせて、討つべきと思ったのか。
後者なんだろうなぁ…。
一人の皇に付き、その子種を授かる…ってことは、このままクッチャ・ケッチャに居たなら、あの皇に子種を貰うことになったんだろうか(笑
妻と子を殺されたってことは、今はフリーだもんね、あの皇。
でもニウェに洗脳されてたことを考えると、何処まで彼の意思だったか微妙かな?
本当はもっと普通の皇だったのかもしれないもんね。