まだ起きていたのか?
悪夢…?そんなものを恐がるなんて、だらしないぞ
……?隣…?手を繋ぐって……おい!
わかったから引っ張るな。……仕方ないな。もう少し詰めてくれ。狭いだろ
……温かいな、お前の手
俺の手が冷たくはないか?
手が冷たい奴は心が温かいなんて、そんなこと本当に信じているのか?
はいはい、お前は手も心も温かいんだろう
ほら、もう寝ろ
……あぁ、お前が悪夢を見たら、俺が助けに行ってやる
俺も……?助けるって……
……寝たのか……
……無邪気な顔で寝るな、全く……
お前は、悪夢になんか負けたりしないだろう?
俺は、知ってる
お前の『ココ』には、いつだって眩しいくらいの『光』があるんだから
それでも辛いときは、俺が、カイリが、いつも傍にいる
忘れるなよ
……おやすみ(ちゅ
……大丈夫?うなされてた。またあの夢を見たのか?
何でもなくないだろ!そんな青い顔して…
ほら、手もこんなに冷たくなってる
眠れるまで俺が側にいるよ
そしたら怖い夢を見てもすぐ助けに行けるだろ?
……そりゃ強いから一人でどうにか出来るだろうけどさ…
たまには頼ってよ、俺の事
ふあ~ぁ…。何だか俺も眠くなってきた。隣、寝てもいい?ごそごそ←SE
そんなに照れなくても…って、いててっ。もー冗談だって
……へへへ、何か久しぶりだなこういうの
昔はよくカイリと3人でお泊まり会とかしただろ?
そうそう、俺が真ん中で川の字…って、俺だってあの頃より大分背も伸びたんだからな!
…昔とは色々変わっちゃったけどさ。こうして手を繋いでると、安心する…。ひんやりしてて気持ち良いや…
… … 俺…頼りないけど強くなるから…。二人を、みんなを守れるよう頑張るから
だから…俺とカイリがいつも側にいるって事…
忘れないで……―――